米電気自動車(EV)製造テスラのイーロン・マスク社長は7月30日、ネバダ州の巨大バッテリー工場の竣工式で欧州、中国および中国以外のアジアにも大規模なバッテリー工場を設置する考えを明らかにした。また、EV価格を引き下げて一般消費者の手に届くようにするためにはバッテリーと車両を同一の敷地内で生産する必要があると認識を提示。今後建設する車両工場にはバッテリー工場を併設する意向を示した。
テスラはパナソニックと共同でネバダ州にバッテリー工場を建設している。現時点で14%が完成しており、来年から生産を開始する予定だ。
テスラはEVの生産台数を昨年の5万台から18年には10倍の50万台へと大幅に拡大する計画。同バッテリー工場はその実現のカギを握るものと位置づけられている。