保険大手の独アリアンツ(ミュンヘン)が5日発表した2016年4-6月期(第2四半期)の純利益は前年同期比46.0%減の10億9,000万ユーロと大きく落ち込んだ。韓国子会社の売却で3億5,200万ユーロの損失を出したほか、自然災害の保険金増加が響いた。
営業利益は23億5,300万ユーロで、17.2%減少した。米テキサス州の雹災害、カナダの森林火災、西欧諸国の大雨と洪水で保険金支払いが膨らみ、損保部門の同利益が37.0%減の10億9,900万ユーロと大幅に縮小したことが痛手となった。生命・健康保険部門は18.3%増の10億900万ユーロと好調だった。業績不振の米ピムコを抱える資産管理部門は4億9,800万ユーロで、1.4%減少した。