空港利用者の70%以上がボディスキャナーを支持

ドイツの空港利用者の72%がボディスキャナーの導入に賛成していることが、情報通信業界連盟(Bitkom)のアンケート調査で分かった。ボディスキャナーの機種によっては裸体がモニターに映ってしまうためプライバシー上の懸念があるものの、テロ事件の増加を受けて容認する人が増えているもようだ。

ボディスキャナー以外の空港のセキュリティ対策としては「一般的な防犯カメラ」を支持する人が94%と最も多く、これに「不審物を特定する特殊カメラ」が85%で続いた。このほか顔認識システム(同64%)、指紋スキャナー(56%)、虹彩スキャナー(51%)も回答が多かった。Bitkomの航空セキュリティ部門担当者は「監視カメラの設置はドイツの空港のスタンダードとなっているが、それ以外のデジタルセキュリティ技術は十分に普及していないと指摘。空港は安全性を高めるために新しい技術を積極的に活用すべきだとの立場を示した。

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