自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は25日、同社のサービスセンターを日本に初めて開設すると発表した。顧客の自動車メーカーに付加サービスを提供し、市場での優位性を確立する考えだ。アジア・太平洋ではすでに中国、インド、フィリピン、ベトナムに計6カ所のサービスセンターがあり、日本の拠点は7カ所目となる。
埼玉県の志木事務所を拠点に年末から業務を開始する。まずは交通事故時に自動通報を行うサービス「eコール」を提供。その後はドライバーがボタンを押すだけでコンシェルジュと電話でつながり、迂回路の情報提供を受けたり、ホテルやレストランの予約を委託できる「コンシェルジュサービス」や、故障時の支援要請コール、盗難車両追跡サービスも導入する計画だ。雇用規模は2020年末までに50人前後に達する見通し。