高級車大手の独ポルシェ(シュツットガルト)は26日、首都ベルリンにデジタルラボを開設したと発表した。自動車のネットワーク化やモビリティのあり方の変化など急速に進むデジタル化の分野で有望な技術を早期に見つけ出し、競争力の強化につなげる考えだ。
ベルリンのフリードリヒスハイン地区に同ラボを開設した。同市はハイテク起業がドイツで最も盛んな都市。ポルシェはデジタルラボをハイテク企業、スタートアップ企業、科学者と協力するためのプラットフォームとする考えだ。
デジタルラボではポルシェとITコンサルティング子会社MHPの社員からなる複数のチームがビッグデータ、機械学習、マイクロサービス、クラウド、モノのインターネット(インダストリー4.0)の分野の画期的な技術をどのように実用化するかを検討する。