保険大手の独アリアンツ(ミュンヘン)は23日、インドネシアでの保険販売で東南アジアの大手銀行メイバンク(Maybank)と戦略提携すると発表した。メイバンクがインドネシアに持つ支店網を利用して生保商品を販売していく。提携の期間は10年。
メイバンクはマレーシア最大手銀行。インドネシアでは430以上の支店を展開し、400万人以上の顧客を抱える。
アリアンツはメイバンクの顧客ニーズを分析したうえで生保商品3種類を開発した。3商品はイスラム法(シャリーア)に合致したファンド型の商品、投資と補償を組み合わせた商品、および保険料一括払いの投資商品で、メイバンクの顧客にのみ販売する。
アリアンツは将来的に商品の種類を拡大し多様で変化する顧客ニーズに対応していく考えだ。また、メイバンク顧客向けの独自プラットフォームを導入し、顧客満足度・ロイヤルティの強化を図る。
メイバンクは顧客のニーズに見合った金融サービスを提供するために今回の提携に踏み切った。