ハンブルクがVWと提携、スマート交通のモデル都市に

独北部のハンブルク市と自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は29日、将来の都市交通の実現に向けたソリューション開発で基本合意した。同市を環境に優しい安全かつスマートな交通のモデル都市とする考え。同市は高度道路交通システム(ITS)の研究成果発表やその実現を目指すITS世界会議の2021年大会を招致する方針だ。

両者は今後3年間、提携。異なる交通手段の連動(インターモダリティ)、交通管理、自動運転、駐車、革新的な自動車構想、大気汚染防止といったテーマに取り組む。VWのマティアス・ミュラー社長は「自動車が(環境汚染などのマイナス)問題の一部でなくソリューションの一部となるインテリジェントなコンセプト」の実現を目指す考えを強調した。デジタル化とシェアエコノミーの時代に見合った都市交通のあり方を物流も含めて模索していく。

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