アントリン―独レーゲンスタオフ工場閉鎖も―

スペインの大手自動車内装部品メーカー、グルーポ・アントリン(ブルゴス)が南ドイツのレーゲンスタオフにある工場で大幅な人員削減を検討していることが8月30日、明らかになった。1年前から新規受注が途絶えているためで、工場を閉鎖し生産を独東部のマッセン工場に移管することも視野に入れている。

レーゲンスタオフ工場は内装部品を高級車大手BMWに納入している。同工場は2年前に建設されたばかりで、アントリンはカナダの自動車部品大手マグナから昨年、譲り受けた。従業員数は現在300人。工場を存続させる場合でも雇用規模を45人に削減するという。

アントリンは地元バイエルン放送の問い合わせに、「顧客と従業員のための解決策を見つけ出すために最善を尽くす」と回答したものの、具体策は明らかにしなかった。従業員に対しては9月16日の従業員集会で説明を行う。

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