コンチネンタル―米2社を買収―

自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)は4日、米国2社の買収を明らかにした。超高性能タイヤとフリート管理事業を強化する狙いで、レース用タイヤを手がけるフージャー・レーシング・タイヤを3日付で買収したほか、トラック・フリート用のテレマティクス・サービスを提供するゾナー・システムズ(Zonar Systems)を子会社化する契約に調印した。買収金額は両取引とも公表しないことで合意した。

フージャー・レーシング・タイヤは米インディアナ州レイクビルに本社を置く企業で、従業員数は約500人。コンチネンタルとは過去7年間、開発・モータースポーツ分野で提携してきた。

ゾナーはワシントン州シアトルに本社を置く企業で、従業員数は330人。コンチネンタルは独禁審査を経て第4四半期半ばに同社の資本81%弱を取得する。ゾナーの資本残り19%強は自動車大手の独ダイムラーがこれまでに引き続き保持する。

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