車両盗難が約4%増加、狙われやすいのは高額なSUV

独保険協会(GDV)は11日、国内で盗難被害にあった乗用車が昨年は1万8,659台(捕捉されているのは車両損害保険の対象車両のみ)となり、前年比で約4%増加したと発表した。1台当たりの保険金支払いは1万5,611ユーロで、過去最高を更新。保険会社が支払った保険金の総額は11%増えて2億9,100万ユーロとなった。

犯人に狙われやすいのはSUV。特に高額な車両は盗難頻度が高い。被保険車両1,000台当たりの盗難台数をみると、最も多かったのはランドローバーの「レンジローバー3.0TD/LG」で40.2台に達した。2位のBMW「X6Xドライブ40D/X6」(16.6台)を大きく引き離している。3位はトヨタ「レクサスRX350/AL1(A)」で14.8台だった。(表を参照)

メーカー別でみてもランドローバーは同5.2台で、ダントツの1位だった。2位はジャガー(1.7台)で、以下アウディ(1.3台)、ポルシェ(1.2台)、BMW/ミニ(1.0台)、マツダ(0.9台)が続いた。

都市別(人口30万人以上が対象)では首都ベルリンが同3.5台で最も多かった。2位はハンブルク(1.8台)、3位はハノーバー(1.6台)で、デュッセルドルフは1.0台で6位、フランクフルトは0.8台で8位、ミュンヘンは0.3台で17位だった。

上部へスクロール