独最強のブランドはメルセデス、世界9位に

ブランドコンサルティング大手の米インターブランドは5日、2016年世界ブランドランキングを発表した。アップルを筆頭に米IT企業が上位を占めるなかで、独メルセデスベンツは昨年の12位から9位へと上昇。トップ10入りを果たした。ドイツからは合わせて11ブランドがトップ100に入った。(表を参照)

トップ100に入った独ブランドはフォルクスワーゲン(VW)を除いてすべてブランド価値が上昇した。上昇率はメルセデスベンツとポルシェがそれぞれ18%と最も大きく、平均でも約11%に達した。

VWは9%低下した。昨年9月に発覚したディーゼル車排ガス不正問題が響いた格好だ。

インターブランドは売上高や利益などの財務データと特許申請件数、消費者・従業員満足度をもとにブランド価値をドルに換算。ランキングを付けている。

日本からはトヨタ(5位)、ホンダ(21位)、キヤノン(42位)、日産(43位)、ソニー(58位)、パナソニック(68位)がトップ100入りを果たした。日産は上昇率が22%と高く、ブランド成長力ランキングでフェイスブック(同48%)、アマゾン(33%)、レゴ(25%)に次ぐ4位に付けた。

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