フォルクスワーゲン―ポーランド商用車工場が完成―

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は24日、ポーランド西部のブジェシニャで商用車工場の竣工式を行った。大型トランスポーター「クラフター」の次世代モデルを生産する。

新工場は敷地面積が約220ヘクタールで、同社は車体製造、塗装、最終組み立てを行う。年産能力は10万台。投資額は約8億ユーロで、VWが同国で行った投資では最大となった。3,000人を雇用する。

クラフターはこれまで、ダイムラーの「スプリンター」とプラットフォームを共有する姉妹車であり、ダイムラーに生産を委託してきた。だが、VWは商用車分野でダイムラーを抜いて世界最大手になる目標を掲げていることから、ダイムラーとの同提携を解除。大型トランスポーターの独自開発・生産路線へと転換した。

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