ゲーム内で使用されるアイテムである「インゲームアイテム」の取引市場をドイツ取引所と独フィンテックのナガ(NAGA)が共同で開設する。インゲームアイテムを安心して交換・売買できる世界初の市場となる。両社が1日、明らかにした。
合弁会社スイテックス(Switex)を設立して取引プラットフォームを立ち上げる。出資比率は明らかにされていないが、ナガが過半数を出資。経営権を掌握する。来年第2四半期から同市場の運営を開始する予定だ。
インゲームアイテムの世界市場規模は推定460億ドル強で、年10%以上のスピードで拡大している。それにもかかわらず合法的に取引できる場が極めて限られていることから、両社は標準化された取引市場を開設する。
ナガは金融関係のソフトウエアを開発・販売するスタートアップ企業で、昨年8月に設立された。本社はハンブルクで、欧州5カ国に計6支店を持つ。従業員数は100人強。欧州連合(EU)の資産管理免許を保有している。