シェフラー―モーター開発会社を買収―

ベアリング大手の独シェフラー(ヘアツォーゲンアウラハ)は12月20日、電子部品製造の独セミクロン・インターナショナルからモーター開発子会社コンパクト・ダイナミックスを買収することで合意したと発表した。Eモビリティ分野のノウハウを拡充することが狙いで、セミクロンとは自動車用のパワーエレクトロニクス(電力を効率よくコントロールする半導体や電子回路)の分野で開発提携することも取り決めた。

コンパクト・ダイナミックスは独南部のシュタルンベルクに拠点を置く企業で、少量生産・モータースポーツ用の駆動部品などを開発している。従業員数は70人。シェフラーとは長年、協力関係にある。

シェフラーは同社の資本51%をセミクロンから取得する。残り49%についても2018年半ばに獲得するオプション権を獲得した。買収金額は非公開。今年第1四半期中の買収手続き完了を見込む。電子駆動部品の量産化を視野に入れている。

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