ドイツ連邦交通省は6日、公共交通機関の電子乗車券を共通化するためのプロジェクトが1日から新たに12件、スタートしたと発表した。地域によって電子乗車券の規格が異なると不便なことから、交通省は全国共通の規格を導入し、乗客が乗車券を購入する際の手間を大幅に減らす考えだ。ドブリント交通相は、2019年までにほとんどすべての都市でICカード1枚あるいはスマホアプリだけで電車やバスに乗車できるようになるとの見方を示した。
独交通事業者連盟(VDV)によると、国内に402ある郡・都市のうち239カ所で電子乗車券を利用できる。ただ、規格が統一されていないことから、それぞれの地域で乗車券を購入しなければならない状況にある。