ボイゼン―今後数年で5工場を開設―

排ガス浄化装置の有力メーカーである独ボイゼン(アルテンシュタイク)はこのほど、今後数年以内に新工場を5カ所、開設する計画を明らかにした。排ガス規制の強化を背景に自動車メーカーからの受注が増えているためで、同社の工場は現在の17カ所から22カ所へと増加することになる。

新工場は乗用車向けが3カ所、商用車向けが2カ所で、乗用車向けの生産施設はメキシコ、インド、独東部のプラウエンに開設する。

商用車用の排ガス浄化装置工場を建設するのは、ダイムラーベンツから大型トラック「アクトロス」の次世代モデル向けに昨夏、受注を獲得したため。アクトロスの次世代モデルの生産開始(2019年)に照準を合わせ、西南ドイツのシンマースフェルトに生産施設を開設。さらにもう1つの工場を欧州内に建設する。

シンマースフェルト工場は生産・物流面積が約6万平方メートルで、ボイゼンの工場では最大となる。

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