ボッシュ―電力需給調整の蓄電池で合弁―

自動車部品系複合企業の独ボッシュ(シュツットガルト)は3日、独電力大手EnBWと電力受給の調整に用いる蓄電池の分野で提携すると発表した。合弁会社を設立。ボッシュは蓄電池の設計、開発を引き受ける。EnBWは建設、送電網への接続、運営および蓄電池の販売を受け持つ。

開発した蓄電池は西南ドイツのハイルブロンにあるEnBWの発電所内に設置する。同蓄電池はリチウムイオン電池モジュール768個からなり、出力は約5メガワット。

ドイツでは発電量が日照量や風力に大きく左右される再生可能エネルギー電力の供給が増加していることから、電力需給の調整役として蓄電池の重要性が高まっている。

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