架線給電電気トラックの試験区間、高速道2カ所に設置

ドイツ連邦環境省は2日、架線給電電気トラックの試験区間をアウトバーン(高速道路)2カ所に設置すると発表した。環境に優しいトラック貨物輸送の実現に向けた取り組みで、環境省は約4,000万ユーロの補助金を交付する。ドイツの公道に同電気トラックの走行区間が設置されるのは初めて。

架線給電電気トラックは架線から電力の供給を受けて走行。架線から供給を受けられない区間では供給源が車載電池へと切り替わる。

試験区間が設置されるのはアウトバーンA5号線のフランクフルト国際空港~ダルムシュタット北部間と、A1号線リューベック~ラインフェルト間の2カ所。試験に必要な高架を2018年末までに設置される。

試験に参加するのは運送会社4社で、架線給電電気トラックを計10台、投入する。

上部へスクロール