環境対応車リースに助成金、ハンブルクで実施

自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のリース子会社フォルクスワーゲン・リーシングは6日、ドイツ北部のハンブルク市で環境対応車の助成金付リースサービスを行うと発表した。助成金は連邦交通・インフラ省(BMVI)が拠出。同市、および同市にある企業が利用できる。

助成の対象となるのは電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)で、BMVIは総額150万ユーロ強を拠出する。約400台が助成を受けられる。

助成対象となるEV/PHVの市販価格と、同等モデルのエンジン車との価格差が助成額となる。フォルクスワーゲン・リーシングは市販価格から助成額を引いた額に基づいてリースサービスを提供する。リース期間は最低2年。VWブランドのほか、メルセデスベンツ、スマート、BMW、日産、ルノー、シトロエンの乗用車が対象となる。

同リース助成の対象車両には走行データなどを捕捉するための装置の搭載が義務づけられる。これらのデータをBMVIが分析するためだ。

同リース助成の受給車両は、環境対応車(EV、PHV、燃料電池車)を対象とする国の購入助成金を受けられない。同リース助成の額は環境対応車の購入助成金よりも大きい。

ハンブルク市とVWは昨年8月、将来の都市交通の実現に向けたソリューション開発で合意した。同市を環境に優しい安全かつスマートな交通のモデル都市とする考えだ。

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