フレゼニウス―13期連続で売上・利益記録更新―

総合医療大手の独フレゼニウス(バート・ホンブルク)が2月22日発表した2016年12月期決算の営業利益(EBIT)は前期比12%増の43億2,700万ユーロと2ケタ台の伸びを記録した。主力の人工透析子会社フレゼニウス・メディカル・ケア(FMC)が好調で全体をけん引。他の3部門も増益を確保した。売上高は5%増の290億8,300万ユーロ、純利益は12%増の15億9,300万ユーロだった。同社は13期連続で、売上・利益記録を更新した。

17年12月期は売上成長率(為替の影響を除く)で15~17%の高い伸びを見込む。スペインの民間最大手病院IDCサルー・ホールディングスを傘下に収めたことで水準が押し上げられる。純利益(同)についても17~20%の伸びを見込む。

同社は今回、中期の業績目標を発表した。20年12月期の売上高で430億~470億ユーロ、純利益で24億~27億ユーロを目指す。

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