ドイツ連邦統計局は2月28日、ドイツの世帯数が2035年に4,317万世帯となり、15年に比べて約6%増加するとの予測を発表した。社会の高齢化が一段と進展するほか、単身・二人世帯の増加傾向が続くと仮定し、数値を算出した。
それによると、単身世帯の数は約13%増の1,900万世帯に拡大。二人世帯も4%増えて1,540万世帯となる。3人以上の世帯は減少する。
単身・二人世帯の人員は合わせて約5,000万人となり、15年の約4,500万人から増加。60歳以上はその半数強の約2,600万人(15年:2,050万人)を占める。
3人以上の世帯は990万世帯から980万世帯に減少。これらの世帯の人員は130万人減って3,530万人となる。
地域別でみると、都市州を除く西部の州で世帯数が7%増加するのに対し、東部の州(都市州を除く)は3%減少する。都市州(ベルリン、ハンブルク、ブレーメン)は増加幅が13%に達する。