人件費上昇率、昨年はやや鈍化

ドイツ連邦統計局が10日発表した鉱工業・サービス業の2016年の実労働時間1時間当たりの人件費は前年比2.5%増となり、上げ幅は前年の2.8%から0.3ポイント低下した。賃金・給与の上昇率が前年の2.8%から3.4%へと低下したことが反映された格好。社会保険料の雇用者負担や「病休・有給休暇時に支給する賃金・給与(病休・有給休暇中の被用者は働いていないことから、実労働時間をベースとする同統計区分では賃金・給与に当たらない)」、研修費、制服代といった賃金・給与以外のコストの上昇率は2.6%から3.4%へと拡大した。

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