男女の賃金差が縮小、実質は6%に

男性と女性の賃金差(ジェンダー・ペイ・ギャップ=GPG)が緩やかながら縮小していることが、ドイツ連邦統計局のデータで分かった。それによると、1時間当たりの女性の賃金は昨年16.26ユーロで、男性の20.71ユーロを大きく下回ったものの、その差は前年の22%から21%に縮小。10年前の2006年に比べると2ポイント縮まった。

統計局によると、同賃金差の約4分の3は男性と女性とで(1)就労業界と職業の分布(2)職能資格の分布(3)パートタイム・ミニジョブで働く割合――が異なるという「構造要因」が原因となっている。こうした構造要因を除いた実質の賃金差は14年時点で6%だった。06年の8%から2ポイント低下したことになる。

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