アステラス製薬―欧州創薬ベンチャーを買収―

アステラス製薬は3日、ベルギーの創薬ベンチャー、オゲダ(Ogeda)を完全買収することで合意したと発表した。臨床開発段階のパイプラインを拡充し、中長期の成長を盤石なものとする狙い。最大で8億ユーロを支払う。6月末までの買収手続き完了を見込む。

オゲダは1994年の設立で、資本金は3,400万ユーロ、従業員数は41人。開発中の医薬品で最も進捗した段階にあるのは、ほてり、発汗といった更年期障害の治療薬「フェゾリネタント(fezolinetant)」で、前期第2相試験で良好な結果が得られている。

アステラスは契約一時金としてオゲダの株主に5億ユーロを支払い、開発の進捗に応じて最大3億ユーロを上乗せする。

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