オンライン口座利用率53%に、学歴や年齢差が鮮明

ドイツ市民(16~74歳)の53%が昨年時点でオンライン口座を利用していたことが、欧州連合(EU)統計局ユーロスタットのデータで分かった。2010年に比べると10ポイント増加したことになる(グラフ1を参照)。

年齢別でみると、利用率は25~34歳の層で最も高く74%に達した。これに35~44歳(69%)、45~54歳(56%)が続く。65~74歳は28%にとどまった。

学歴別では高学歴層が71%に達したのに対し、低学歴層は30%に過ぎなかった。中学歴層は54%。

世帯収入別では上位25%の層で62%、下位25%の層で41%だった。

一方、EU全体の平均利用率は49%で、ドイツを4ポイント下回った。利用率が最も高いのはデンマークで88%に達した。これにフィンランド(86%)、オランダ(85%)、スウェーデン(83%)が続く。EU非加盟国のノルウェーも91%に達しており、北欧諸国は利用率が高いことが分かる。

EUの最下位はブルガリアで4%にとどまった。これにルーマニアが5%で続く。(グラフ2を参照)

上部へスクロール