食品・包装機械業界、生産高2.4%増に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は4日、独食品・包装機械業界の生産高が昨年は前年比2.4%増の133億ユーロとなり、これまでに引き続き拡大したと発表した。業界を取り巻く環境が良好なことから、今年も売上成長率が3~4%に達すると予想している。

昨年の輸出高は83億ユーロで、前年を約4%上回った。最大の輸出先地域は欧州で、41億ユーロを記録。これにアジア(14億ユーロ)、北米(11億4,000万ユーロ)、ラテンアメリカ(5億8,700万ユーロ)、アフリカ(5億100万ユーロ)が続いた。

VDMAによると、近年は新興・途上国が輸出成長のけん引車となっている。中間層の増加を受けて食品の安全性と品質に対する関心が高まっていることから、衛生・品質管理に優れた食品・包装機械の需要が拡大しているという。

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