自動車大手のBMWとドイツ北部のハンブルク市は10日、エレクトロモビリティ(Eモビリティ)分野で戦略提携することで基本合意した。BMWは電気駆動車を用いたカーシェアリングを同市で拡充。ハンブルクは電気駆動車を普及させるための措置を実施する。ハンブルクは環境に優しいスマートな交通のモデル都市となる計画で、自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)とも連携している。
BMWはレンタカー大手ジクストとのカーシェア合弁会社、ドライブナウを通して同市で提供する電気駆動車を2019年までに最大550台へと引き上げる。電気自動車(EV)で400台、プラグインハイブリッド車(PHV)で150台を予定。BMWのEV「i3」は年末までに現在の70台から200台へと拡大する。
ハンブルクは市内の充電ポイント数を段階的に増やしていき、19年には1,150カ所へと引き上げる。カーシェア車と電気駆動車向けに多くの駐車スペースも確保する。