CE市場、第1四半期は3%拡大

民生通信エレクトロニクス協会(gfu)が23日発表した1-3月期(第1四半期)の独コンシューマーエレクトロニクス(CE)市場売上高は前年同期比3.1%増の約73億ユーロに拡大した。娯楽家電が11.9%増えて全体をけん引。通信機器も5.0%増加した。IT機器は10.6%減と振るわなかった。

テレビの売上高は約11億ユーロで、前年同期を10.0%上回った。販売台数が9.2%増の約190万台に拡大したことが大きい。地上デジタルテレビジョン放送方式の変更(DVB-TからDVB-T2 HD)を受けて新方式の受信に必要なセットトップボックスの売上高は273%増の2億300万ユーロへと急拡大した。

デジタルカメラは販売台数が21.0%減少したものの、高価格製品の需要増を受けて売上高は1.8%増の2億1,200万ユーロへと拡大した。ゲーム機は販売台数が50.3%増、売上高が36.7%増だった。

スマートフォンは販売台数が2.3%減、売上高が4.3%増。ウエアラブルはそれぞれ24.6%増、35.1%増と伸び率が大きかった。

今回から統計に加えられた白物家電では、洗濯機や冷蔵庫など大型製品の売上高が2.1%増加。小型製品は同4.4%の伸びを記録した。

上部へスクロール