製造業の輸出見通し、14年1月以来の高水準に

独製造業の輸出見通しが良好だ。Ifo経済研究所が26日発表した独製造業輸出見通し指数(輸出が今後3カ月「増える」との回答と「減る」との回答の差、季節調整値)は5月に14.7ポイントとなり、前月の同13.8ポイントから0.9ポイント拡大。2014年1月以来の高水準に達した。Ifoはドイツ企業景況感調査の一環で国内メーカー2,700社を対象に毎月アンケート調査を実施し、同指数を作成している。

輸出見通しが最も良好な業界は衣料品で、約半数が「増える」と回答。機械も「増える」と「減る」の差が11年2月以来の高水準に達した。電機は高水準ながら前月を下回った。

輸出見通し指数は米国の大統領選挙でトランプ候補が勝利した昨年11月に大きく落ち込んだものの、その後は回復傾向が続いている(グラフ参照)。

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