自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)はこのほど、同社の日本法人とNTTドコモが第5世代移動通信方式(5G)をはじめとするセルラーV2X技術を共同研究・開発することで合意した発表した。2020年以降の自動運転車両の普及を見据えた取り組みで、コネクテッドカーのインフォテインメント機能の拡張や、高精細画像伝送など車とあらゆるものをセルラー通信でつなぐことを目指す。
コンチネンタルが持つコネクテッドカー向け技術や制御ソフトウエアなどの開発に、ドコモの5GおよびセルラーV2X技術を加えることで、安全性、快適性を向上させたコネクテッドカーを生み出していく。両社が目指すコネクテッドカーが実現すると、走行中の車両周辺の交通状況や、天候など運転に影響する可能性のある情報をドライバーはリアルタイムで確認できるようになり、事前のルート変更や、より注意深い運転が可能になる。また、車内のインフォテインメント機能の拡張により利便性が向上し、ドライバーをこれまで以上にサポートできるようになる。