DMG MORI―3Dプリンター事業を強化―

DMG森精機の独子会社DMG MORI(旧ギルデマイスター、ビーレフェルト)が金属3Dプリンター事業を強化している。これまで工作機械で作られてきた部品が3Dブリンターでも製造できるようになるなど3Dプリンターの用途が拡大し、市場も急速に成長しているためだ。経済紙『ハンデルスブラット』がクリスティアン・テーネス社長への取材もとに報じたもので、同社長は部品の製造に用いる工作機械と3Dプリンターを一手に提供していく考えを明らかにした。

DMG MORIは2月、金属3Dプリンターの有力企業である独リアライザー(REALIZER)の資本50.1%を取得し傘下に収めることを明らかにした。将来的には完全子会社化するオプション権を持つ。

リアライザーの買収により、大型部品と小型部品の製造に適した3Dプリンターの技術を確保した。粉末床溶融結合技術を用いた小型部品製造用の3Dプリンターについては今年30~40台生産し、来年は100台以上に引き上げる考えだ。

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