ポルシェSE―運輸ソフト会社を買収―

自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の親会社であるポルシェSE(シュツットガルト)は7日、公共交通・物流事業者向けソフトウエアを開発する独PTVプラヌング・トランスポート・フェアケーアを買収すると発表した。VWへの出資と補完性の高い自動車関連の企業に資本参加する戦略に基づく措置で、今後も適切な出資先を模索していく考えだ。

PTVはカールスルーエに本社を置く企業で、世界20カ所に拠点を展開している。交通計画・運営と物流分野のソフトを手がけており、同社製品は2,500以上の都市で利用されている。従業員数は約700人で、直近の売上高は9,300万ユーロだった。

ポルシェSEは同社株97%を3億ユーロ強で取得する。買収手続きの完了には独禁当局の承認が必要。

PTVはポルシェSEが約10%出資する交通情報サービスの米インリックスと協働している。

上部へスクロール