英国人のドイツ国籍取得が急増

ドイツ国籍を昨年、取得した英国人は前年比360.6%増の2,865人と大幅に拡大したことが、連邦統計局の発表で分かった。英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)決定を受けて、ドイツ在住の英国人の一部が今後予想される生活上の不便・不利益を避けるために独国籍を確保した。

EU加盟国の市民は非加盟国の市民と異なり、自国籍を保持したままドイツ国籍を取得できる(二重国籍を認めていないEU加盟国の市民を除く)。英国がEUを離脱すると、英国人が独国籍を取得するためには英国籍を放棄しなければならなくなることから、英国人の一部がブレグジットの実施前に独国籍の取得へと動いた。独国籍取得資格のある英国人に占める昨年の同国籍取得者の割合は3.9%だった。

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