リチウムイオン電池セル製造の独EAS(ノルトハウゼン)が会社更生手続きの適用を裁判所に申請したことが分かった。地元紙『テューリンガー・アルゲマイネ』が報じ、管財人事務所が追認した。経営破たんに至った事情は不明。
同社は潜水艦、レース車両、航空宇宙用のリチウムイオン電池を手がけるほか、ロンドンのタクシー、バス向けに製品を供給することも目指していた。同社製品の性能は極めて高く、充放電の可能回数は自動車用のリチウムイオン電池が通常1,000~1,500回にとどまるのに対し、最大7,000回に上る。
EASは従業員36人の小規模企業で、セルの生産数は1日当たり5万個にとどまるが、メディア報道によると、新たな投資家が見つかる可能性は高いもようだ。