化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は6月28日、解熱鎮痛剤イブプロフェンの生産能力を拡大すると発表した。世界的に需要が増え供給不足が発生していることに対応する。投資額は約2億ユーロ。生産能力拡大の規模は明らかにしていない。
米テキサス州ビショップにある工場の生産能力を引き上げるほか、独ルートヴィヒスハーフェンにワールドスケールの新生産施設を建設する。ビショップ工場は来年初頭から生産能力を拡大。ルートヴィヒスハーフェンの新工場は2021年に操業を開始する。同社はイブプロフェンの生産施設を2つ持つ世界初のメーカーになるという。