ドイツ国有印刷会社ブンデスドルッケライ(ベルリン)がパスポートなどの証明書を製造する中国合弁会社、上海密特印製有限公司(Shanghai Mite Speciality & Precision Printing)から資本撤退していたことが、7月30日付『ヴェルト・アム・ゾンターク』紙の報道で分かった。中国の法的枠組みが変化したことから、保有株25%を3月に売却した。
ブンデスドルッケライは16年前、上海密特印製に資本参加した。当初は25年間、出資する予定だったが、中国の法改正でセキュリティ上、重要な製品の製造会社に対する外資の出資が禁じられたことから、資本の引き上げを余儀なくされた。