サンタンデール―独店舗の3分の1を閉鎖―

スペイン大手銀サンタンデールがドイツ事業をスリム化する。デジタル技術を駆使した業界外企業の銀行業参入や規制強化、低金利など経営環境が厳しくなっているためで、現在300カ所以上ある独店舗を約200カ所に削減。従業員4,000人のうち600人を整理する。地方紙『ライニッシェ・ポスト』が7月28日付で報じ、同社の独子会社が追認した。

サンタンダーはこれまでドイツの販売事業をサンタンデール・バンクとサンタンデール・コンシューマー・バンクを通して展開してきた。今後はこれを統合。店舗と従業員を削減する。人員整理のうち350人は販売、250人は管理部門で実施する。来年3月末までに新体制へと移行する考えだ。

スウェーデン競合SEBのドイツ事業買収(2011年)に伴い取得したフランクフルト拠点(従業員150人)は閉鎖する。

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