5月に経営破たんした太陽電池モジュール大手の独ソーラーワールド(ボン)は8日、独東部のアルンシュタットとフライベルクにある工場をソーラーワールド・インダストリーズに売却する契約に調印したと発表した。ソーラーワールド・インダストリーズはソーラーワールドの創業者兼社長のフランク・アスベック氏と大株主カタール・ファンデーションが設立した新会社であることから、アスベック氏はソーラーワールドのかじ取りを今後も行うもようだ。今回の契約は10日の臨時債権者集会での承認を経て発効する。
ソーラーワールドの社員1,800人のうち475人がソーラーワールド・インダストリーズに移籍することになる。その他の社員はアスベック氏とカタール・ファンデーションが設立する受け皿会社に移籍する。