バイエル、モンサント買収で欧州委が是正策提示

欧州連合(EU)の欧州委員会は1日、独製薬・化学大手のバイエルが農業化学大手の米モンサントを買収する計画について、競争上の是正策を提示したことを明らかにした。これに伴い、買収審査の期限を2週間延長し、22日までに可否を判断する。

バイエルは2016年9月、モンサントを最大660億ドルで買収することで合意した。これによって同社の農業化学部門クロップサイエンスの売上高は2倍に拡大し、同分野で圧倒的な首位となるため、EUなど関係国・地域の当局による承認のハードルは高く、一部事業の売却が条件になると目されている。

是正策は事業買収に関するものとみられるが、欧州委は詳細を明らかにしていない。

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