7月消費者物価、食料品やパック旅行で上げ幅大きく

ドイツ連邦統計局は11日、7月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が1.7%、前月比が0.4%で速報値と変わりがなかった。エネルギーは前年同月比0.9%増で、エネルギーを除いたコアのインフレ率は前1.7%だった。

前年同月比で上昇率が大きかったのは食料品で2.7%を記録。バター(同64.0%)、乳製品(14.0%)は2ケタ台の伸びとなった。食料品以外の物品では雑誌(4.8%)、たばこ(4.5%)、医薬品(2.7%)の上げ幅が大きかった。

サービスではパック旅行が4.3%上昇。自動車修理も3.2%高くなった。

前月比ではパック旅行が14.7%増と大幅に上昇した。夏季バカンスシーズンが本格化したことが背景にある。衣料品・靴は春夏物のバーゲンの影響で3.7%下落した。エネルギーも0.3%低下している。

欧州連合(EU)基準のインフレ率は前年同月比が1.5%、前月比が0.4%だった。

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