フォルクスワーゲン―グループ販売、7月は4.3%増に―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)が11日発表した7月のグループ販売台数は82万900台となり、前年同月比で4.3%増加した。全ての主要地域・ブランドで販売が拡大した。

伸び率が最も大きかった地域は南米で、前年同月比18.3%増の4万4,000台に拡大。中東欧も7.0%増の5万7,300台と好調で、ロシアは17.4%増の1万5,800台と2ケタ台の伸びを記録した。アジア・太平洋は6.9%増の33万2,800台で、主力の中国は8.1%増の30万9,100台だった。足元の西欧は0.5%増の27万1,600台。北米は1.5%増の8万2,700台に拡大したものの、同地最大の米国は2.4%減の5万台と振るわなかった。

ブランド別でみると、乗用車ではセアトが11.3%増と特に好調だった。その他はVWブランド乗用車とシュコダが4.0%増、アウディが3.5%増、ポルシェが1.0%増だった。商用車はスカニアが11.8%増、VWブランド商用車が7.1%増、MANが5.8%増。

1~7月のグループ販売台数は597万6,600台で、前年同期を1.3%上回った。南米(12.4%増)と中東欧(12.1%増)が2ケタ台の伸びを記録。ロシアは10.7%増えた。中国は0.6%減の213万5,100台と振るわなかった。主要ブランドではアウディ(3.6%減)を除いてすべて増加。セアトは伸び率が13.4%に達した。

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