独ドラッグストア大手のロスマン(ブルクヴェーデル)は9日、ネット通販で米アマゾンと協業すると発表した。アマゾンのプライム会員(有料会員)向けに自社の取扱製品を配達するサービスを首都ベルリンで同日、スタートさせた。成果が出れば他の都市にも拡大するもようだ。
アマゾンのプライム会員向けサービス「プライム・ナウ」で、ロスマンの取扱製品5,000種類以上を購入できるようになる。対象となる商品分野は家庭用品、化粧品、ベビー用品および食料品。配達可能時間は8~24時で、顧客は2時間単位の枠で配達時間を指定できる。また、送料6.99ユーロを支払えば1時間以内に手元まで配達させることができる。1回当たりの最低注文額は20ユーロ。
注文はアマゾンのプライム・ナウ専用サイトで行い、配達もアマゾンが引き受ける。ロスマン自身も独自のネット通販サイトを持っており、アマゾンとの協業により販売チャンネルを拡大する考えだ。