独ディスカウントスーパー大手のアルディ・グループは21日、ゲーム見本市「ゲームズコム」の開幕に合わせて22日からゲームソフトのインターネット販売を開始すると発表した。同社はすでに音楽配信と電子書籍販売事業を展開しており、ゲームの販売によりネット販売事業を一段と強化する。
中国パソコン大手レノボの独子会社メディオンと共同でゲーム販売事業を立ち上げる。グループの娯楽サービスサイト「アルディライフ」で100以上のゲームソフト会社が開発した製品を販売する。ゲームソフトはプレイステーション、Xボックスおよびパソコンに対応。コストパフォーマンスは高いとしている。
ゲームソフト販売の背景には雇用の安定と所得の拡大を受けて、低価格で商品を売り出せば成長を確保できる時代が終わったことがある。ディスカウント各社は業績拡大のカギを模索しており、イメージ広告や店舗の改装、電気自動車(EV)の無料充電サービス、親子連れを呼び込むためのトレカ配布など様々な試みを展開。英米など国外の事業も急速に強化している。