失業者数、8月も実質減に

ドイツ連邦雇用庁（BA）が8月31日発表した同月の失業者数は254万5,000人となり、前月比で2万7,000人増加した。増加は2カ月連続。夏季はバカンスなどの影響で失業者数が増加しやすいという事情があり、季節要因を加味した実質では前月に引き続き減少（5,000人）。BAのデートレフ・シェーレ長官は「労働市場は依然として良好に推移している」と述べた。名目の失業率は5.7％で、前月を0.1％上回った。

国際労働機関（ILO）基準の7月の失業者数は155万人で、失業率は3.6％だった。

8月の求人件数は76万5,000件で、前年同月を8万件上回り、季節要因を加味した前月比でも9,000件増加した。求人指数BA-Xは前月から1ポイント上昇し239となった。