9月の失業者数が統一後最低に

ドイツ連邦雇用庁(BA)が9月29日発表した同月の失業者数は前月を9万6,000人下回る244万9,000人となり、9月では統一後の最低を記録した。9月は夏季バカンスの終了で求人が拡大し、卒業直後に失業登録していた新卒者の多くも就職先を見つけることから失業者数は例年、減少する。今年はそうした季節要因を除いた実質でも前月を2万3,000人下回っており、BAのデートレフ・シェーレ所長は「労働市場は依然として極めて良好に推移している」との見方を示した。

失業率は名目5.5%で、前月を0.2ポイント下回った。失業者数は前年同月比では15万9,000人減少している。

国際労働機関(ILO)基準の8月の失業者数は160万人で、失業率は3.7%だった。

9月の求人件数は77万3,000件で、前年同月を8万6,000件上回り、季節要因を加味した前月比でも1万1,000件増加した。求人指数BA-Xは前月から4ポイント上昇し244となった。

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