ボッシュ―「つながる自転車」の新興企業を買収―

自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は9月28日、電動アシスト自転車をIoT端末化する製品・サービスの新興企業コービ(COBI)を買収すると発表した。ボッシュは自動車と同様に自転車分野でも電動化、自動運転化、コネクトッド化を推進する方針を打ち出しており、コネクテッド分野で優れた技術を持つコービの買収を決めた。

電動アシスト自転車向け駆動システム子会社ボッシュ・eバイク・システムズを通してコービを買収する。取引金額は非公開。独禁審査を経て買収手続きを完了する。

コービは2014年の設立で、独フランクフルトに事業拠点を置く。従業員数は35人。同社が販売するシステムではスマートフォンをディスプレー、インフォテインメント(情報・娯楽の提供システム)、制御ユニットとして利用。運転者はナビ、音楽などのサービスを利用できる。これまでにフランクフルト起業家賞など様々な賞を獲得している。

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