8月機械受注10%増に、ユーロ圏がけん引

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が9月28日発表した独業界の8月の新規受注高は前年同月比で実質10%増加した。国外が15%拡大。ユーロ圏(ドイツを除く)は23%の伸びを記録した。ユーロ圏外は13%増だった。

国内受注は1%増と小幅な伸びにとどまった。VDMAの主任エコノミストは国内受注の勢いが国外に比べて弱い傾向にあると指摘。24日の国政選挙を受けて樹立される次期政権に対し、デジタルインフラ拡充の促進策を取るよう促した。

新規受注を特殊要因による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較でみると、6~8月は前年同期を実質7%上回った。国内が3%増にとどまったのに対し国外は9%拡大。ユーロ圏外の伸び率は11%に上った。ユーロ圏は4%増だった。

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