発電量に占める製造業の割合11.2%に拡大

ドイツの発電総量に占める製造業の割合は昨年11.2%となり、前年の10.4%から0.8ポイント拡大したことが、連邦統計局の発表で分かった。10年前の06年(8.6%)からは2.6ポイント増えた計算だ(表1を参照)。

製造業の発電を電源別でみると、最も多いのは天然ガスで全体の46.6%を占めた(表2を参照)。06年は32.4%だったことから、14.2ポイントも拡大したことになる。一方、二酸化炭素(CO2)の排出量が多い石炭・褐炭発電のシェアは計28.6%から11.6%へと大幅に低下した。

製造業のなかで発電量が最も多い業界は化学で、全体の31%を占めた。これに金属製造・加工(20%)、製紙(13%)が続く。

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