配達支援ロボットの実用試験、ドイツポストが開始

物流大手のドイツポストDHLは4日、配達支援ロボット「ポストボット」の実用試験を同国中部のバート・へレスフェルトで開始した。配達人の肉体的な負担を大幅に軽減することが狙いで、6週間の試験の後にデータを解析。改善につなげる。

ポストボットはフランスのベンチャー企業エフィダンス(Effidence)が開発したロボットをドイツポスト向けに改良したもの。車輪を搭載しており、内蔵センサーで配達人の足を認識して、その後ろをついて移動する。障害物がある場合は回避ないし停止する。最大150キログラムの荷物を運搬。悪天候下でも利用できる。

エフィダンスは昨年、物流分野の先見的なパイオニアを対象としたDHLのコンテストに応募し、ロボティクス部門で優勝した実績を持つ。

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