独電力大手RWEの子会社イノジー(エッセン)は10日、イングランド東部リンカンシャー州沖の洋上風力発電プロジェクト「トリトン・ノール(Triton Knoll)」に共同出資するノルウェーの国営電力会社スタットクラフトから、同社の出資権益50%を取得したと発表した。取引額は公表されていないが、イノジーは単独出資者として同プロジェクトの全権益を取得する。
イノジーのハンス・ブンティング最高執行責任者(COO)は「トリトン・ノールの全権益を取得することで、プロジェクトの最終的な投資計画を当社独自の判断で決定することが可能になった。イノジーおよび株主の利益を最大化するため、しかるべき時期に権益の所有構造を見直す」とコメントした。